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日本からタイ・タイから日本、入国の最新情報とタイのオミクロン対策

日本からタイ・タイから日本、入国の最新情報とタイのオミクロン対策

目次

新型コロナウィルスのなかでも感染力が強いと言われているオミクロン株の対策として2021年12月現在、日本では、海外からの外国人渡航者の新規入国を原則禁止しています。タイについては現在どのような規制があるのでしょうか。日本からタイへ行く場合、タイから日本へ行く場合のそれぞれの規制の最新情報と、タイのバンコクの街の様子について、現地の状況をお伝えします。
すべて2021年12月2日現在の情報です。

日本からタイへ行く場合

日本からタイへ入国する場合は、
・ワクチン接種証明書(英文)があること
・最低5万米ドルの新型コロナウィルスの治療を保障する医療保険に加入
・渡航前72時間以内のPCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書(英文)があること
・タイ当局の指定ホテル(到着後PCR検査つき)の1泊~2泊の予約
・空路にて到着後のPCR検査で陰性となること

以上の条件を満たしていればタイへの入国が可能となります。
2021年12月15日から、タイへ到着後のPCR検査がATK検査へ変更されこれに伴い指定ホテルでの1泊ないし2泊が不要となる予定でしたが、オミクロン株の対策により、引き続きPCR検査とその検査時間のための指定ホテルでの1泊ないし2泊の滞在は、引き続き必要となりました。

タイから日本へ行く場合

日本政府の方針として、海外からの外国人渡航者の新規入国を原則禁止しています。このためタイ人が日本へ行くことは現在できません。
在留資格のある外国人や日本人の帰国については、現在オミクロン株の発生しているいくつかの国や地域からの帰国者を指定する宿泊施設での3日~10日間の隔離待機が義務付けられています。
タイについては現在(2021年12月2日)のところ、この措置の対象とはなってはいないので、タイに滞在する日本人や日本の在留資格のあるタイ人(たとえば日本人の配偶者など)が日本へ帰国する分には、自宅などでの14日間の自主隔離をすることで入国が認められます。一時期すべての日本への入国便を停止するという発表もありましたがこれは撤回されています。
つまり、現時点ではタイに長期滞在している駐在員などの日本人や家族が日本へ一時帰国することは不可能ではなく、強制隔離もありません。同様に、日本から商用出張や海外旅行などでタイを訪れた日本人が、日本へ戻る際も強制隔離などはなく、自宅などでの14日間の自主隔離で対応することができます、

しかし、日本政府の方針は上記の通りなので、今後もしタイ国内で新型コロナウィルスのオミクロン株感染者が発生することがあれば、日本の当局指定の宿泊施設での3日~10日間の隔離待機措置が該当するようになる可能性があります。タイでのオミクロン株感染者の発生については常に最新情報を確認する必要があります。

タイの状況について1:オミクロン株対策

以上のように、現時点では条件を満たせば日本からタイへの入国は可能で、タイから日本へ戻ることも強制隔離なしで可能です。それではタイの現在の状況はどのような様子なのでしょうか。
まず、現在のところタイ国内においては外国からの到着者も含めて、新型コロナウィルスのオミクロン株感染者は発生していません。
タイ政府のオミクロン株対策は2021年12月1日以降、ボツワナ、エスワティニ、レソト、マラウイ、モザンビーク、ナミビア、南アフリカ、ジンバブエからの入国を禁止しており、すでにタイへの入国許可を得ている場合は、12月15日までに到着しなければならず、14日間の隔離検疫と3回の新型コロナウィルス検査の対象とする措置をとっています。
ただし、それ以前に上記のアフリカの対象国からタイへ入国した者が783人いたことが判明しており、その人たちの現在のタイ国内での居場所を特定しようと動いているそうです。

タイの状況について2:感染者数と国内状況

タイCOVID-19状況管理センター(CCSA)の発表によると、2021年12月2日現在のタイ国内での感染者状況は、1日で新たに4,971人の新型コロナウィルス陽性者が確認されています。
タイでは感染第三波がピークだった2021年8月中旬に約2万人の感染者が確認されてからは徐々に感染者を減らしてきていますが減少ペースはなかなか早くならないというところがあります。
現在、タイ全土では夜間外出制限もなくなり、夜の繁華街の娯楽産業(バーやカラオケ、風俗業など)以外の商業施設や店舗の営業は再開しています。居酒屋やレストランでのアルコール飲料の提供もバンコクをはじめとして多くの地域で可能となっています。
このため、ビアガーデンスタイルの屋外レストランやデパートなどは大勢の人でにぎわっていて、外での着用が義務化されているマスク姿がなければ、コロナ以前の日常が戻ってきているかのようにみえます。観光客の姿もバンコクのあちこちで見かけるようになってきています。
タイ政府も、ナイト娯楽店の再開は延期になりそうとしながらも、オミクロン株でのロックダウンは考えておらず現在の感染防止対策で対応していくという声明を出しており、経済回復を目指しているようです。年末年始での感染者数の変動次第で、さらなる大きな緩和へ向かうか、一転して強化されるかが流動的ですので、最新ニュースを注目していきましょう。

 

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