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タイランドパス申請方法と見本・タイ入国手続き最新情報2022年5月

タイランドパス申請方法と見本・タイ入国手続き最新情報2022年5月

目次

2022年5月よりタイへの入国について規制が緩和されています。
日本からタイへ久しぶりに海外旅行をしてみようと考える人も増えているようです。しかし、タイへ入国するためには、「タイランドパス」のシステムを通じての事前申請が必要です。「タイランドパス」とはなにか、そして申請に必要な条件と登録方法について、手順をわかりやすくまとめてみます。


1、事前準備

「タイランドパス」は、公式サイトで申請を行います。その際に、必要なものがあるのでまずは、それらを準備することから始めます。

A、コロナのワクチン接種英文証明書を準備

旅行の日程を決める前に、新型コロナウィルスワクチンの接種(2回以上)が完了して14日以上経っていることを証明する英文証明書を準備して下さい。英文証明書はワクチンを接種した自治体や病院に申請しますのでそれぞれの場所へ問い合わせてください。この取得に時間がかかるので、旅程を決める前に一番先に手を付ける必要があるのです。日本国内で許可されているワクチン(ファイザー、モデルナ、アストラゼナカなど)であれば銘柄は問いません。

コロナワクチンを接種していない場合は、タイ到着後にホテル隔離5日間(AQ)が必要となりますので、タイ当局の指定隔離ホテルを予約して下さい。あるいはタイ入国前72時間以内に日本でPCR検査を英文の陰性証明書を取得してタイランドパスのシステムからアップロードすれば、ホテル隔離なし入国が可能です。

隔離ホテルを探す場合↓ (ワクチン接種済みの人は不要)

ASQホテル一覧 - バンコク

B、旅程の決定と飛行機チケット予約

ワクチン接種証明書の準備ができたら旅程を決めます。申請が受理されるまでは7営業日かかるとされていますので、出発日は余裕をもって決めて下さい。
そして飛行機チケットを取得します。タイへの直行便は、日本航空、全日空、タイ国際航空、ZIP AIRなどがありますが、これらの航空会社であれば「タイランドパス」さえ取得していれば事前のPCR検査は不要です。

C、コロナ治療保険に加入し英文の証明書取得

タイ滞在中の海外旅行用の新型コロナウィルスワクチンの治療保険に加入する必要があります。
・タイの滞在期間(出発日から帰国日まで)を対象としていること
・10,000USD以上の保障額であること
・英文での証明書があること

以上が条件です。これらを満たす主な保険は、こちらを参照下さい。

日本からタイへ入国の際に必要な主なコロナ保険の価格一覧と加入方法

 

2、「タイランドパス」の申請手順

上記の、(A)コロナワクチン接種証明書、(B)飛行機チケット、(C)コロナ保険の英文証明書の画像データと、パスポートの顔写真ページの画像データをPC内に準備したら、「タイランドパス」のサイトへアクセスします。申請はこのウェブ上ですべて行うことができ、タイ大使館などへ行く必要はありません。

タイランドパス申請サイト
https://tp.consular.go.th/

 


最初のページで、タイへの入国が空路か陸路かを選びます。
その次に、タイ国籍者か、外国人かを聞かれるので「Non-Thai」を選択。


すると画面が切り替わり、「No Quarantine (ไม่กักตัว)」(検疫なし)か、「Quarantine (กักตัว)」(検疫あり)のどちらを選ぶかを聞かれます。
コロナワクチン接種済み英文証明書がある人は「No Quarantine (ไม่กักตัว)」(検疫なし)を選びます。未接種の場合は「Quarantine (กักตัว)」(検疫あり)を選びますが、上記の通りタイ到着後5日間の隔離ホテルの予約か、PCR検査証明書の提出が必要となります。

検疫の有無を選ぶと、とても長い英語の確認画面が出てきます。これは簡単にいうと「『タイランドパス』を虚偽なく申請して関係当局の指示に従うことを認めます」という誓約となりますので、一番下のagree(許可)にチェックをいれて次の画面へ進みます。

すると、申請者情報の登録画面になりますので選んで入力してください。
上から順番に、旅行の目的、どこから出発するか、タイの到着空港、フライトナンバー、タイへの到着日、タイの出国予定日、となります。

そのあとは、画面の指示に従って個人情報の入力を行い、パスポート顔写真ページ、コロナワクチン接種証明書、英文コロナ保険証書などをアップロードします。

日本からタイへ観光目的で行く場合は、30日間まではビザは不要なので、該当する人はビザ番号を入力する箇所については入力はしなくて大丈夫です。

以上の入力がすべて終了すると連絡先として登録したEメールアドレスに「申請を受け付けました。登録完了のメールが来るまでお待ちください。」という確認のメールが届き、終了です。

3、受理の連絡について

受理された場合7営業日以内にメールが送られてきます。そのメールにはこのようなタイランドパス受理番号とQRコードが添付されているので、これをタイへもっていく携帯電話などに保存して下さい。タイ到着後に電波が通じない時に備えて、スクリーンショットをとっておくことをお勧めします。
万一、書類不備などで受理しないという場合も返事が来るそうです。


4、日本出国の手続き

日本の出発日に、日本の空港の航空会社のカウンターでチェックイン手続きを行います。
その際に、「タイランドパス」やコロナワクチン接種証明書などの提示を求められますのでスマートフォンなどにデータを表示して見せて下さい。日本航空、全日空、タイ国際航空、ZIP AIRの場合は紙にプリントアウトする必要はないことが確認されています。そのほかの航空会社の場合は事前問い合わせをしてください。
それ以外は、コロナ以前の出国手続きと変わりはありません。

5、タイ入国時の手続き

タイへ向かう飛行機のなかで、いつもどおりの入国カードが配られるのでそれに記入します。

タイ出入国カード書き方と記入例【2019 年最新情報】英語見本

タイの空港へ到着したら、最初に「タイランドパス」のチェックがあります。
スワンナプーム空港の場合、飛行機を降りてから長い連絡通路を歩いて、入国審査の巨大なゲートへ向かいますが、そのゲートの手前にテーブルが出ていて、そこで並んで「タイランドパス」のチェックがあります。といっても係員にスマホに写したQRコードを見せるとそれを機械で読み取られ、問題がなければすぐに通行が許可されます

「タイランドパス」のチェックが済んだら、入国審査ゲートへ進み、入国カードやパスポートなどを提出して、特に問題がなければそのままタイ入国できます。ターンテーブルで機内預け荷物を回収し、あとはタクシーや電車などで自由に動くことができます。
タイ入国後はどこへ行くのにも制限はないですが、自分で薬局などでATK検査キットを購入して検査をし、検査結果を当局が指定する方法(Mor Chanaアプリ等)でタイ保健当局に報告する必要があります。

以上が、2022年5月現在の「タイランドパス」の申請方法と見本、タイ入国手続きについての最新情報まとめです。

タイでの滞在を終えて日本へ帰る際は、タイへ入国する時より少しやることが多くなります。海外から戻って日本へ入国する手続きについてはこちらの記事を参照ください。

タイから日本へ帰国する必要条件・空港や自主隔離の様子【2022年版】

 

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