バンコククラブ

海外タイでの生活相談 バンコク起業サポート情報

タイから日本へ小包を送る料金と配達にかかる日数2021年コロナ期間

タイから日本へ小包を送る料金と配達にかかる日数2021年コロナ期間

目次

タイから日本へ荷物を送る際は、どうすればよいのでしょうか。また、かかる日数や費用はどのくらいなのでしょうか。2021年年末の現在は、新型コロナウィルス(Covid-19)の規制が緩和されてきていますが、以前より日本とタイを結ぶ航空便ラインは減少しています。こうした影響で、検疫などの検査や配送にかかる時間は以前とどう違うのでしょうか。実際にタイの郵便局を使って荷物をタイから日本へ配送してみたので、その検証内容をまとめてみます。

郵便局の営業時間と用意する物

日本へ小包荷物を送るというと、民間の業者と郵便局を使う方法の二通りありますが、今回はタイの郵便局でEMS(国際郵便)を利用することにしました。出向いたのは、シーロムエリアにあるパッポン郵便局。その名前の通りパッポン通りから近く、スリウオン通りのタワナホテルの斜め向かいのファミリーマートのある路地の奥にあります。
営業時間は、平日8:30~17:00、土曜日は9:00~12:00、日曜祭日は定休です。タイの元お役所らしく朝は早いが閉まるのも早いという営業時間のパターンです。(現在のタイの郵便局は民営化されています。)
パッポン郵便局は、小さい郵便局ですが国際郵便を送ることもできます。スクンビットエリアだと、BTSアソーク駅の近く(スクンビット・ソイ23)、プロンポン駅近く(エムクオーティエ内)、トンロー駅前、エカマイ駅前、そしてプラカノン駅前と、スクンビット通り沿いの主要な場所にはあります。プラカノン郵便局は大きいので18時までやっています。
持っていくのは送りたい荷物とパスポートだけで大丈夫です。パスポートは原本ではなく携帯電話に入れた顔写真ページ写真で十分です。郵便局に配送用の段ボールがあるのでそれを購入して使います。絶対に濡らしてはいけない物をビニール袋で覆うとか、こわれやすい物はプチプチで自分で包んで持っていくことをお勧めします。

送り状の書き方と関税について

郵便局へ入ると、まず検温とアルコール消毒をしてから番号札をとって待ちます。通常の郵便とは違い国際小包の場合は窓口が別になるようで、間違えて通常の窓口へいってしまいましたが、「これに記載してからあっちへ行ってください。」と用紙を渡されて手続き場所を教えてくれました。
用紙はカーボン式のもので、住所などを書きます。

それと別に黄緑色の「CUSTOMS DECLARATION」と書いてあるものももらえます。これは送り状になります。


まず、Gift(贈り物)、Documents(書類)、Sale of goods(商用)、Commercial sample(商品見本)、Returned goods(返却品)Others(その他)とあるので、どれかを選んでチェックを入れます。

次にQuantity and detailed(数量と内容詳細)とあるので、英語で構わないので、個数と荷物内容を書きます。
たとえば日用雑貨であればgeneral goods と書いて8などと個数を書きます。

Weight(重量)は、その場で郵便局員が計測してくれるので言われた数字を書きます。
最後にValue and currency(価値と価格)という欄があるので、ここにおおよそのタイバーツでの品物の値段合計を書きます。これは関税に影響します。関税は小包ラベルに記入するこの価格と、郵便代金の合計金額が1000バーツを超えると発生します。関税の具体的な金額は物によって異なりますが、電化製品や高級品は割高になる傾向があるので注意しましょう。
Used(中古品)ということにして、例えば新品の衣類などであればタグをとっておけば、安くなる・あるいは無税になるという裏技もあるようです。

送ってはいけないもの

送り状を書くと、郵便局員が荷物にあったサイズの専用ダンボール箱を出してきます。その場で組みたてて、郵便局員が荷物を詰め込んでくれます。自分で箱を用意して荷物を入れてもよいですが、実際に中身を郵便局員にみてもらうことで、「これは送ってはいけない荷物だよ」とか「これだと関税がかかります」などと教えてくれそうなので、やってもらいました。


明確に送ってはいけないものは
刃物や危険物や違法なもの以外では、生物や種子、生鮮食品、酒類、液体物、可燃性物質(スプレー、マニキュアなど)、洗剤、電池を含むもの(モバイルバッテリー、電池、携帯電話(バッテリーを抜けばOK)、ゲーム機(基盤の電池を抜けばOK))、機械・工具な、象牙、たばこ、わいせつ物、現金や貴金属などです。

また、検査次第になるのは、アロマオイルや香水、石鹸、ハーブ製品、お香、お菓子、医薬品、骨とう品、電子機器、仏像、革製品、大量の食器などです。タイで出国を認められないケースと、到着時に日本側で拒否されたり関税がかかったりする場合と二パターンあります。たとえば香水や石鹸、お菓子は数が少なければ大丈夫ですが多いと日本での販売目的と疑われて日本側で高額関税の対象になります。医薬品や化粧品は日本の薬事法に抵触する可能性があります。
意外なのは食器ですが、大量の場合は日本で制限されている重金属(鉛・カドミウム)が使用されている可能性があるためです。
詳しくは、タイだけではなく日本側の通関の資料も確認してください。
↓日本の税関の公式サイト「輸出入禁止・規制品目」
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm


梱包と料金

ダンボールの上部には、あて先を書く欄があるので、ローマ字で書きます。左上は送り主の欄なので自分の名前とタイの住所。電話番号を書きます。
右下が日本での送り先です。ネットの情報等ではここもローマ字で書く、とされていましたが、考えてみればこれは日本に行くことさえわかっていれば日本に到着した後は日本の郵便局員や配送会社の人が読むものなのだから、日本語で書いた方がよいのでは?と思い、一応、アルファベットでも書きましたが、下の1行は日本語で日本の送り先の住所を書きました。
アルファベットでの住所の書き方は、マンション名・部屋番号→番地→町名→区・市名→県名→国名
の順番です。
たとえば
Gaimu syou No.301room 2-2-1 Kasumigaseki Chiyodaku Tokyo JAPAN 
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 外務省301号室
といったような書き方です。タイの人にはJAPANだけがわかればよいと思うので、JAPANは大きめに書いてみました。

書き終わると局員が箱全体をプラスチックテープで封印します。
写真の通りの箱が最小サイズで、これで1.1㎏料金は850バーツでした。

届くまでに、かかった時間

最後に、タイ(バンコク)から日本(東京)まで今回、配達にかかった日数は7日間でした。以前は4から5日程度で届いていたようなので、やはりコロナによる航空便数の減少や空港・税関手続きの厳格化は影響があるようだという検証結果になりました。

Return Top