ナナ「バンコク＋フランスの朝」焼きたて本場クロワッサンはサクサク

コロナ規制明けのバンコクに登場しつつある、一風変わっていておもしろい組みあわせが特徴である店やスポットを取り上げてみるシリーズです。
今回は、「バンコク」＋「フランスの朝」という二つの国の組み合わせです。

バンコクのナナエリアに本場フランスのクロワッサンがおいしいベーカリー店があります。
「Beyond Bread」という名前のフレンチベーカリーです。ここはフランス人の職人が焼く自家製パンを買うことができるだけでなく、カフェにもなっていてその場で食べることもできる店です。

ベーカリーへの行き方

場所はスクンビット・ソイ13です。ＢＴＳナナ駅からだと、スクンビット奇数側をアソーク方面へ少し進むと、ハイアットリージェンシーホテルのある角があります。そこから入る路地がソイ13です。
ソイ13を500ｍ進むと右側にインサーフタワー2というビルがあり、そこの1階に、ソイに面してこのような入口があります。これが「Beyond Bread」です。

店内に入ると、焼き立てのパンの香りとともにガラスケースの中や上に、様々なバゲットや焼き菓子が並んでいます。

パン類はクロワッサン（70バーツ）、BRIOCHE SUGAR(49バーツ)、Quiche Vegetarian（99バーツ）、CROK CROISSANT HAM（100バーツ）などがあり、顔ぐらい大きいパンもあります。
焼き菓子はマドレーヌ（35バーツ）、チョコレートブラウニー（59バーツ）、各種カップケーキなどがあります。

店内カフェではチーズや卵を挟んだクロワッサンでできたサンドイッチ「エッグクロワッサン」（119バーツ）などのサンドイッチ各種ほか、ピザやキッシュというフランス式パイも食べられます。

ランチ（11:00 - 14:00）メニューはセットが3つあります。
ピザ + サラダ + 1 DRINK = 199バーツ
キッシュ（フランス式パイ） + サラダ + 1 DRINK = 179バーツ
スープ +サラダ + 1 DRINK = 189バーツ

飲み物はエスプレッソやグリンティーが70バーツ、カフェラテ100バーツ、各種フルーツジュースなどです。

通りに面した面がガラス壁になっていて開放感ある雰囲気の店内でお茶をすることに。
クロワッサンなどのパンは、オーダーすると焼き直しするか聞いてくれるので、いつでも焼きたてを食べることができます。

今回はクロワッサンと、Kouign-amann 、カフェラテという組み合わせで頼んでみました。
フォークとナイフで頂きます。

クロワッサンはこの写真で伝わるでしょうか、外側がとてもサクサクです。ナイフを入れるたび表面が薄いガラスのように裂けていくくらいパリパリです。
口に入れると、サクッと香ばしい外側の食感を感じた後、中のしっとりとしてほのかに後味が甘いような生地の風味が口の中に広がります。

もうひとつのKouign-amann（クイニーアマン）とは普通のパンより大量にバターを入れたものです。ブリオッシュ風で外側が硬めで中はほのかに甘いというような味わいでした。

これらのパンをゆっくり味わいながらカフェラテを飲むと気分はフランスの朝食です。別にフランスへ行ったことはないのでこれが本当のフランスの味なのかはわかりませんが、この店のオーナー職人はフランス人で毎日パンを焼いているそうです。
話によると、本場フランスでは、クロワッサンはパンではなく朝に食べる軽食という位置づけだそうです。カフェラテも喫茶店にはほぼなくて朝に家庭で飲むものらしいです。日本でいうと、お茶漬けとみそ汁の朝ごはんみたいなものかもしれないです。店内はフランス人でしょうか、欧米系のおばさんが菓子パンを食べていたり、学校帰りのバンコクの欧米系学校の女生徒が友達同士でお茶をしていました。
南国タイの明るい陽ざしのカフェで味わうフランスの味、という組み合わせは意外にぴったりでした。
「クラフィン・タイティー」というクロワッサンとマフィンを合わせたパンにタイ式紅茶の風味をつけたものもあるそうで、まさにタイ＋フランスです。この日は売り切れでしたが今度味わってみたいです。早朝（7～9時）はモーニング割引でクロワッサン＋コーヒーで99バーツというセットもあるので仕事の前や朝の散歩のついでに寄ってみてはいかがでしょうか。