タイ在住や長期滞在の人は、新型コロナウィルス(Covid-19)の規制の関係で、長い間日本へ一時帰国できていないという方も多いようです。たまに日本のTVニュースや情報番組を衛星放送などで見ていると、しばらく日本へ帰っていないうちに、見たことのない色々な新しいものが流行っていたりしますね。
ちょっと前ですが、マリトッツォというお菓子パンが日本で話題になっているという話がありました。マリトッツォとは元はイタリアが発祥で、ブリオッシュ生地(バターと卵を多く使った発酵パン。普通のパンより濃密な生地)に生クリームをたっぷりとはさみこんだスイーツパンです。イタリアの現地では、朝食としてカプチーノと一緒に食べるものらしいです。
日本ではちょっとしたブームになったそうで、全国のパン屋ではマリトッツォを売るようになり、仙台などではマリトッツォの専門カフェまで出現したそうです。
日本の文化に関心が高いタイでは、日本の料理やお菓子の店がたくさんあります。バンコクでもマリトッツォを出す店があるかなと思ったら、さっそく何店か登場していました。バンコクでマリトッツォを販売している店を2店、紹介します。
クラウンプラザホテルのベーカリー
シーロムのタニヤ通りの横にある、クラウンプラザバンコクルンピニパーク(クラウンプラザホテル)。オフィス街でありタニヤという夜の繁華街もあるシーロムエリアにある日系ホテルなので以前から、日本から来た出張者や観光旅行客が多く利用するホテルです。
行き方は、MRT(地下鉄)シーロム駅からは、ラマ4世通りを西側(サムヤーンの方向)へ進むと徒歩3分くらいの所にエントランスがあります。BTSサラデーン駅からも5,6分くらいで行くことができます。
タニヤ通りからも行くことができて、タニヤプラザの向かいから老舗のカラオケクラブ「クラブ愛」の路地に入り、「クラブ愛」の裏口(向かって右側)の横にある階段からチャーンイサラタワーへ入ります。館内を進むと広いフロアに出るので、右奥にある「とんかつ味里」の横にある出入り口から外へ出ると、そこはクラウンプラザホテルのエントランスへ通じています。
このホテルの中にベーカリーがあって、そこでマリトッツォを販売しています。
種類も豊富で、スタンダードのプレーン味 (69バーツ)以外にも、いちご (75 バーツ)、ホワイトチョコレート (69 バーツ)、ダークラム(89バーツ)カルーアコーヒーリキュール(105バーツ)などがあります。
予約して店頭うけとりをするか、デリバリーでの購入となります。下記の公式LINEかインスタグラムからオーダーができます。
クラウンプラザバンコク
ベーカリーLINE https://page.line.me/jug3156r
Instagram https://www.instagram.com/crowneplazabangkok_jp/
おしゃれな隠れ家カフェ・KOKAGE BKK
デリバリーの手続きや予約が必要なのは面倒くさい、さっと行ってさっとマリトッツォを買うことができる店はないだろうか、という場合は「KOKAGE BKK」というカフェが便利です。この店は喫茶店ですので、持ち帰りだけではなく、もちろん店内でコーヒーなどと一緒にマリトッツォを頂くこともできます。
場所は、MRTファランポーン駅から徒歩6~7分ほどのところにあります。
MRT(地下鉄)ファランポーン駅は、シーロム駅からは2駅、アソークのスクンビット駅からは6駅で行けます。有名なタイ国鉄のファランポーン駅(いわゆるバンコク駅)や、ヤワラートの中華街にも近い駅です。ラマ4世通りのバンコク銀行のある出口から地上へ上がると、バンコク銀行やセブンイレブンのある方へラマ4世通りを進みます。方角としては東側・シーロム方面へ進んでいきます。300mほどで高速道路が横切っている大きな交差点に出ますので、交差点を渡ってすぐ左折。右斜め前に入っていく路地があるので交差点から2つ目の路地に入り、進むとさらに右側へ入っていく路地がたくさんあります。その4番目へ右折して入るとすぐのところにあります。
初めて行くとわかりにくいですが、実際に一度行ってみると、それほど難しい場所ではないです。タイの普通の民家が並ぶ路地なので、散歩していると楽しいです。
表に面してガラスの扉と壁になっているので、店内の様子が見えます。外から見ても雰囲気の良さそうな店だとわかります。中へ入るとカウンターにはショーケースがあって、そこにお目当てのマリトッツォがあります。
持ち帰ってもよいですし、ここで食べても良いです。奥にカウンター席が3人掛け、そして手前に一人用の丸テーブルが3つだけ並んでいるというとてもこじんまりとした店ですが、それが、隠れ家のような雰囲気を出していて落ち着きます。
マリトッツォは一個50バーツ、飲み物は、ハンドドリップコーヒー(100バーツ)、水だしアイスコーヒー(100バーツ)、ココナッツミルクハーモニー(100バーツ)、抹茶フローズンラテの甘酒アイスクリームのせ(120バーツ)、ココアベリー(100バーツ)など、とてもこだわっている様子です。メニューは日本語が書かれています。
この店のマリトッツォは、パンにこだわっているようで、程よく焼けた表面と中のやわらか生地とのバランスがおいしいです。生クリームは全く甘くない大人の味、といったところです。日本やイタリアのマリトッツォを食べたことがないので、これがスタンダードのものなのか、それとも甘さを控えめにしているのかは、わかりません。
もっとアクセスがしやすい所にあれば、しょっちゅう通いたい、雰囲気の良い店でした。時間がある時にくつろぎに行ってみてはどうでしょうか。
KOKAGE BKK
営業時間 9:00~17:30 月曜日定休
https://kokage-bkk.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral