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バンコク・アソークエリアで日本料理レストランバーを経営する●林さんから、
このような相談を頂きました。経営者の方の視点というのは勉強になります。
また、●林さんが仰せの、翻訳・通訳者の募集についても、興味のある方は、応募されてみてはいかがでしょうか。
タイ人のお客をつかめず、成長が頭打ち
結論から申しますと、タイ語翻訳者を募集しています。タイ人でも日本人でもどちらでも可能です。ただし、ただの翻訳者ではなく、会社の幹部候補として関わって頂こうと考えています。それなりの処遇・報酬も用意します。え、ただの通訳でしょう?と思われるかもしれませんが、どうしてもお伝えしたいことがあるので、お話しさせてもらいます。
おかげさまでここに日本料理の店を構えて1周年になりました。お客様もそれなりについてきてくれるようになって、常連の方も多くみえるようになってきたんです。もともと同じ系統の店が長く営業していた場所を居ぬきで入手できたので、お客様も、ここに食べ物屋があるということはわかってくれているみたいで。同業と情報交換するのですが、出だしとしては合格点じゃないのか、ということでひと安心はしているんです。
でも、まだまだ波があるんですよ。とくに週末が弱かったり、夜は入っていても、後から始めたランチが周知されていないようで客足が鈍いんです。最初の頃に比べて広告も全然効かなくなりました。
うちの客層は日本人が、まだまだ7割以上なんですね。タイでビジネスをしていくのに、タイの人に支持される店でないと、継続してやっていけないと思っています。
ありがたいことに、タイ人のお客様に、スタッフが話を聞くと「この店の料理は、おいしいですよ。」と言ってもらえているようなので、あとは宣伝戦略だと思うのです。
でも広告に凝ったりプロモーションを仕掛けたりしてはきたのですが、新規客の伸びにはつながりませんでした。特に原価ギリギリで料理を提供したプロモーションは“既存顧客への感謝デー”にしかなっていませんでした。(これも大事ですが…)
先輩経営者の、カラを打ち破るためのアドバイスとは
以前、立ち上げの時にバンコククラブさんにいろいろな質問で相談したところ、「うってつけの方がいます。」とご紹介頂いた、店舗経営の先輩の方から当時頂いたアドバイスを思い出しました。(今でもこの方とは時々食事をご一緒させて頂いています…)
「●ちゃん、トップは価格とコストの値決め、あとは大きな目標の戦略に集中して、実務の戦術面は色々な人にやらせないと、ビジネスが広がらないよ。」というようなご助言でした。これがひっかかっていたんです。
私は、頭では理解できたのですけど「でもそれは人材に余裕のある大きな企業にしかできないことで、ウチには向かないのでは。」と感じたので、立ち上げ当初は、人件費を徹底的に切り詰めたかったので、現場を知る意味でも自分で何でもやろうと、仕込み手伝いや買い出し、レジ打ち、広告打ち合わせまでぜんぶ関わってきました。
でも、最近は、頭打ちになってきて、どうやってこのカラをぶち破ろうかということに悩みだしたときに、この先輩の方のアドバイスがよみがえってきたんです。
ただのタイ語翻訳・通訳にとどまらない人材が欲しい理由
たとえば、タイ人お客様の取り込みを考え出した時に、放置していた店のフェイスブックを再開したのですが、自分で考えた文章を、タイ人スタッフに訳してもらってアップする、ということを始めたんです。でも忙しいもので、途中からは、思い出したらやる、という感じになってしまいました。更新を5日間ほどは1日に何回も写真をアップしたりして連続でやったと思ったら、気づいたら3週間ほったらかし、というという感じになっていたんです。
どうしても忙しいのと、人に翻訳してもらうというひと手間があるので、時間も食ってしまうため、優先順位が後の方になってしまっていました。やはり部署に責任をもってやってもらう人を置かないと、継続性がない、ということを痛感しているのです。最初のうちは派遣の業務委託やアルバイトの方に副業感覚で依頼するという形でもよいですが、いずれは、やはりしっかりお任せしたいという思いはあります。
もちろん、任せる以上は、ただ単にタイ語でフェイスブックや広告案を翻訳するというだけではなく、いま、この店で何が受けるか、飲食業界でのニーズはどんなものなのか、ということも含めて、リサーチを手伝ってもらったり、計画案を考えることもお任せしようと思います。もちろん、大きな方向性を決めたり値決めの部分については経営者である私の仕事ですが、それ以外はある程度の裁量をお任せします。
私が最初に、申しました、ただの通訳ではなく、ゆくゆくは幹部になってもらいたい、ということは、このような意味なのです。
具体的には、タイ語でのウェブ公開文章の制作、広告用の、ホールスタッフなどの求人広告の文面制作、慣れて来たら電話対応もお願いします。
自分はただの翻訳だけはやりたくない、将来自分でもタイで起業してみたい、という高い目標のある方、一緒に、仕事をしていきませんか。よろしくお願いします。
(以上、バンコククラブで以前ご相談頂いた ●林様 談)
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実際、取材しても実感したのですが、上記の●林様のように、翻訳+αという人材を求めている企業さんは最近増えている傾向があります。●林様をはじめ、このような話がいくつかありますので、質問のある方、面接希望の方はバンコククラブでご紹介しますので、お気軽にご連絡ください。
求人応募の際は、簡単な経歴についてもメールで頂けると話がスムーズです。